vol.3 「大学を遊べ」
中村 緑夢 さん
('21 卒 / 六ヶ所エンジニアリング株式会社)

【中村緑夢さんの就職先はこちら】
▶︎ 六ヶ所エンジニアリング株式会社

大学への入学を決めた理由は?

同じ高校から進学する友人が多かったんでなんとなく流れで...とかじゃダメですかね?
正直なところ、高校からすぐ就職するっていうイメージがなくて遊びたい気持ちの方が強く、何だったら大学で遊んでやろうと思って入学しました。
工大をナメてました、すいません!


楽しいって言うのは「楽(らく)をする」っていうことじゃない。


どんな大学生活でしたか?

いやー、もう、これは。ここでは言えないことばかりで。
でも、遊び半分な気持ちで入学したけど、遊ぶんだったら本気で遊べ、って先生が言ってくれたことを今でも思い出します。
楽しいって言うのは「楽(らく)をする」っていうことじゃないんだ、と初めて思って、中途半端じゃダサいからとにかく他のヤツらを誘って面白いことしようぜ、みたいなノリでいろいろやりました。
4年生の時には個展をやって卒業制作もいいコメントをもらえたんで、入学した頃には想像できなかった大学生活でした。十分楽しんだので、後悔することは0(ゼロ)ですね。

アートプロジェクト「つくるはしかみ」での記者発表会の様子(2019年10月)

中村緑夢さんが学生リーダーを担った「空き家リノベーションプロジェクト」(2020年7月)

就職の成功の秘訣は?

秘訣はインターンシップと課外活動の評価だと思います。
県内、県外、関東方面でものづくり系の3社にインターンシップに行きましたが、県内にある今の会社が一番丁寧に業務を体験させてもらえて、仕事をするイメージがリアルになり、そこ一本に絞りました。また、業務を体験したからこそ、今の自分にはまだまだ足りないところが見えて、入社までに身につけておくべきことの目標が明らかになりました。
面接の時は、これまでやった制作や課外活動をまとめたポートフォリオ(作品集)を持っていきました。
あとは、やっぱり自分で動くことですね。チャンスを待ってちゃいけない。入りたい会社には、自分でちゃんと連絡して会社訪問に行って、とにかく先手必勝みたいな感じで、チャンスは自分でつくるものだと思って就職活動をしました。

卒業制作では地域の自然(奥入瀬渓流)をテーマに、ガラスによるプロダクトデザインを制作。
▶︎
詳しくみる
▶︎
中村緑夢さんのその他の作品をみる

感性デザイン学部はどんなところ?

高校と大学ではできることが全然違います。そのギャップに驚きました。
勉強するっていうと、何か真面目に机に座ってやらなきゃいけないイメージを持つ高校生も多いと思うんですが、この学部は、大学の外でやる授業も多いし、楽しもうとする気持ちを持てば、気づいたらちゃんと勉強になってる、っていうところです。後輩たちにはもっと大学や地域を活用して面白いことを考えて実行してほしいと思います。
あ、でも、課題提出の締め切りを守るのとテスト勉強はマジでしっかりやっておいた方がいいです。試験で再テストになって、そこに課題提出もかぶると遊ぶ時間がなくなっちゃうんで。

中村 緑夢 さん
青森県八戸市出身
青森・八戸工業大学第一高等学校 卒業
2017年 八戸工業大学感性デザイン学部 入学 / 2021年 卒業