vol.2 「地域を支えたい」
原子 媛乃 さん
('21 卒 / 青い森信用金庫)

【原子媛乃さんの就職先はこちら】
▶︎ 青い森信用金庫

会社を選んだ理由は?

私は地元の青森県での就職を第一に、銀行・信用金庫を志望しました。
就職を意識したのは3年生の秋頃で少し遅かったかもしれませんが、制作やゼミの活動で地域の文化に関わったこともあって、地元へ恩返しができたら、という動機から会社を選びました。
デザインを学んだらデザイン系の会社へ行くのが普通かもしれませんが、逆に考えれば、デザイン系の会社ではないからこそデザインスキルを活かせる可能性もたくさんあると思います。金融系は窓口業務のイメージが強いかもしれませんが、企業や商工業者、文化を支援する業務もあるので、地域を支える一員として大学で学んだ知識を活かして頑張りたいです。


青森県のことならたくさん話せる自信があります。


就職活動について、自己採点とするとしたら100点満点中 何点

75点です。って言うと、そんな高くないかもしれませんが、地元で就職というイメージだけで、最初はなかなか業界を絞りきれなかったのもあって自己採点は控えめにしました。ただ、就職先は第一希望なので満足です。
志望する業界が決まってからは、企業をかなり絞り込んで受験していたものの、そのぶん多くの企業を受験している人に比べると、面接慣れしていない不安要素がありました。私自身の納得が行くまでゼミの先生が面接練習に付き合ってくれて、本当に感謝しています。

就職の成功の秘訣は?

私は自分の趣味には熱中できるけれど、それ以外のことは本当に世間知らずだなーって常々思っていたので、大学に入ってからは国内のニュースだけじゃなく地元のニュースもマメにチェックするようにしていました。青森県のことならたくさん話せる自信があります。
あとはアルバイトで接客をしていたので、その経験から同世代だけではなくいろいろな世代の人と話せるようになっていたのが良かったと思います。

大学への入学を決めた理由は?

これも就職活動と一緒ですね。
私、優柔不断なんで、なかなか進路を決められず、高校時代の担任の勧めで興味を持ちました。
イラストや絵はけっこう好きだったんですが、得意と言えるほどには自信がなくて、でも、入学したら同じような不安を持っている人も多かったので、自分だけではないと思い少し安心しました。課題も難易度を合わせてくれていたので、周りをあまり気にせず取り組めました。

好きだった授業、苦手だった授業は?

もちろん、デザインに関する実習や演習の授業が楽しかったです。課題は多いので大変かもしれませんが、高校ではあまり学べなかったパソコンやデザインに関する知識や技術を伸ばせました。
苦手だった授業は... 歴史や哲学などの総合教養科目は、意外と難しい内容も多く、ちゃんと授業に出席して講義を聞いていないと分からなくなってしまうこともあります。講義にはしっかりと出席することが大事だと思います。

卒業制作では地域の伝統である南部菱刺しの普及をテーマに、UVレジンを使用した菱刺しモチーフの繊細なアクセサリーを制作。
▶︎
詳しくみる

感性デザイン学部はどんなところ?

入学当初、私はあまり社交的ではなかったのですが、大学4年間で初対面の人ともコミュニケーションを取るのが苦手ではなくなり、気づかないうちに成長していました。なので、臆病にならずにもっと趣味の友達を広げれば良かった...と思います。
私のように、作品づくりは好きでも、デザイン系の進路を目指す人だけではないので、自分に合った将来を探すにはちょうどよい大学だと思います。
入学を考えている高校生のみなさんには、大学に入ったら、授業はもちろんですが、趣味や好きなことにもたっぷり時間を使うといいよ、とアドバイスしておきます。

原子 媛乃 さん
青森県青森市出身
青森県立青森西高等学校 卒業
2017年 八戸工業大学感性デザイン学部 入学 / 2021年 卒業